10. 平屋の欠点を解決する方法
2026/10/16
こんにちは!
家づくりアドバイザー宇髙です。
家づくりを考えるとき、
平屋に魅力を感じる方もいらっしゃると思います。
平屋の良さは、
「自然と耐震性が高まること」
「家全体に空気が循環しやすいこと」
「使い勝手が良く、生活しやすいこと」
の3つにあると思います。
ただ、もちろん平屋にも欠点はあります。
今回は、その欠点をどうすれば解決できるのか、
お話ししていきたいと思います。
3つの欠点を一気に解決!
平屋の欠点として、まず挙げられるのが
「広い土地が必要になること」です。
平屋は1階部分にすべての部屋を配置するため、
建物の面積が大きくなります。
さらに、南向きではない土地の場合、
日当たりを確保するための余白も
必要になることがあります。
2つ目は
「家の価格が高くなりやすいこと」です。
平屋は、コンクリートを使用する
基礎の面積が大きくなるうえ、
屋根の面積も大きくなります。
そのため、2階建てと比べて
建築費が高くなりやすい傾向があります。
そして3つ目は
「防犯性やプライバシーの問題」です。
平屋はすべての部屋が1階にあるため、
外からの視線や侵入への対策が必要になります。
また、窓の位置や形から、
室内の様子や間取りを
想像されやすいという面もあります。
そのため、
塀や目隠し、門、アプローチなどを設けて、
外から敷地内に入りにくくする
工夫が必要になることがあります。
土地が広ければ、
その分、外構工事の費用もかさみやすくなります。
こうした欠点を解決する方法のひとつが
「中庭」です。
まず、土地の広さについて考えてみます。
中庭をつくり、
家の中心から光を取り込むようにすれば、
周囲に建物があっても
採光を確保しやすくなります。
外から光を取り込むために建物の周囲へ
広い余白を設ける必要が少なくなればその分、
土地の面積を抑えられる可能性があります。
土地を小さくできれば、
購入費用の削減にもつながります。
次に、防犯性やプライバシーの問題です。
家の中心から採光を取ることで、
外周部に大きな窓をたくさん設けなくても、
室内に光を届けやすくなります。
外からの視線が気になる場所に大きな窓を設けず、
中庭側に窓を配置すれば、
周囲の目を気にせず過ごしやすくなります。
外周部の壁を敷地の境界に沿って計画することで、
塀や目隠しの外構工事を減らせる場合もあります。
外構費用を抑えながら、
プライバシーを確保することにもつながります。
もちろん、中庭をつくれば
防犯対策がすべて不要になるわけではありません。
窓の配置や避難経路なども含め、
きちんと計画することが大切です。
最後に、家の価格についてです。
ここは、土地や防犯の問題ほど
簡単には解決できません。
中庭をつくることで、
外からの視線を遮りやすくなり、
窓の配置によってはカーテンが不要になったり、
シャッターなどの費用を見直せたりします。
一方で、中庭を設けると施工面積が増えるため、
建築費が上がってしまうこともあります。
中庭をつくるだけで、
家全体が安くなるとは限りません。
そこで必要になるのが、家の中の
「なくてもいいもの」を見直すことです。
例えば「廊下」。
廊下は部屋から部屋へ
移動するためのスペースですが、
間取りを工夫すれば、廊下を減らして
その分の面積をほかに使うことができます。
部屋の数も、必要以上に増やす必要があるのか
考えてみたいところです。
子どもたちが成長して家を出た後、
使わなくなる部屋があるかもしれません。
部屋の広さについても同じです。
必要以上に広くするのではなく、
自分たちの暮らしに合った広さを
考えることが大切だと思います。
寝る時間以外は
リビングで過ごすことが多いご家庭なら、
個室を広くするよりも、家族が集まるリビングを
居心地の良い空間にするほうが、
満足度が高くなるかもしれません。
さらに、中庭があれば、
外からの視線を気にせず過ごせるうえ、
自然光を感じながらくつろぐこともできます。
このように、
中庭をつくることに加えて、
廊下や部屋の数、
広さなどを見直すことで、
平屋の暮らしやすさを活かしながら、
建築費とのバランスを取ることができます。
必要なところにはお金をかけ、
なくても困らない部分は見直す。
そんな考え方で平屋の欠点を
カバーしていくことができると思います。
これから平屋を検討されている方は、
ぜひ参考にしてみてください。
それでは、また!



