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性能の話

高い技術力で高性能を実現する家

PERFORMANCE

見た目のデザイン性の高さはもちろんのこと、住む人にとって安心で快適な家であることが重要です。地震や台風などの自然災害や、夏の暑さ、冬の寒さの厳しい日本だからこそ、豊かな経験と高い技術力でこだわりの高性能を実現しています。耐震性能、断熱性能、気密性、耐久性など厳しい基準をクリアした家づくりで、長く快適に暮らしていただける住まいをご提供しています。

家の性能は数字でわかる

家をつくるハウスメーカーや工務店はいっぱいあるけれど何を見てきめたらいいのか、どのモデルハウスもきれいだし営業さんもみんないい人だし、「価格が安いから」、「ハウスメーカーだったらきっと大丈夫」、「良い営業さんだから大丈夫」という感じで、なんとなくマイホームを託す相手を選んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に、1つの比較方法として「家の性能」を比較してみることをお勧めします。住宅会社によって「売り」の部分はいろいろあると思いますが、「家の性能」は数字で表すことができ、各社比較することが可能になります。
家の性能については、主に「耐震性」「断熱性」「気密性」「耐久性」があり、何十年と住むお家ですから、この4つの性能の差は暮らしに大きな快適の差を生みます。

耐震性

日本は地震大国と呼ばれ、たくさん地震が起きています。耐震性とは、地震や風力に対してどれくらい強い家なのかを様々な項目で計算して、国の基準値からどれくらい強いのかを耐震等級といわれる形式で表しています。
黒石建設では、家を建てるのであれば「耐震等級3」で建てるべきと考え、どんな間取りやデザインの希望でも「耐震等級3」を取れるように設計しています。

耐震等級について詳しく知りたい方はこちら

建築基準法で、1950年に耐震設計が義務付けられ、いろんな大きな地震を経て1981年に新基準の耐震設計が義務付けられました。そして住宅における品質の確保を促進する品確法が2000年に制定され、耐震等級と呼ばれるようになりました。
「耐震等級1」とは1981年に制定された新基準を満たす住宅(数百年に1度程度発生する地震に対して倒壊、崩壊しない。震度6強から7程度)
「耐震等級2」とは新基準(81年制定基準)の1.25倍の強度の住宅(長期優良住宅、避難所、学校など)
「耐震等級3」とは新基準(81年制定基準)の1.5倍の強度の住宅(救護活動や災害復旧の拠点、消防署、警察署など)
上記の説明文から、耐震等級2は優れていると思われますが、記憶に新しい熊本地震のように何度も震度7が来た時に、1度目は耐えたものの2度目以降の余震で倒壊してしまった住宅も多数ありました。しかし、耐震等級3の住宅は倒壊していないそうです。「耐震等級3相当」という言葉をいまだに耳にしますが、こんな言葉はありません。これは壁量計算、柱と梁の接合部の強度計算のみが耐震等級3の基準で、床や屋根、基礎、梁等の横架材の強度計算はしていないと言われています。いろんな住宅会社があるため、この言葉を言っている住宅会社があれば注意が必要です。

断熱性能

断熱性能とは簡単に言うと、お家の断熱における性能のことです。「床や壁、天井に入っている断熱材のことかな」と想像される方も多いかもしれませんが、それだけではなく、サッシや玄関土間、屋根などの外気に接している部分の断熱性能のことを言います。この性能のことを外皮熱貫流率と言われ「UA値」として表されています。
断熱性能が悪い(UA値の数値が高い)と部屋からの熱量が外にどんどん漏れていきますので、夏暑く冬寒いお家になってしまいます。ちなみに、家を建てて後悔したこと1位は「家が寒い」で、2位が「家が寒い、暑い」だそうです。人生で1回しかない家でくりですから、できるだけ暑い、寒いお家に住みたくないというのは誰もが思うことかも知れません。

黒石建設では、間取りや、希望にもよりますが、「UA値0.46以下」を標準にして設計をしております。これは外気温が氷点下時でも室内の体感温度が13℃を概ね下回らない数値になります。1月の平均最低気温が3℃ですので、概ね体感温度が15~16℃をキープできるということになります。人は16℃を下回ると暖房をつけるか悩むと言われていますので、冬の寒い時期でも少しの暖房で快適に暮らせる数値と言えるのではないでしょうか。もちろん、もっと性能を上げたいというご要望にもしっかり対応いたします。

UA値・断熱性能について詳しく知りたい方はこちら

UA値・断熱性能について

UA値・断熱性能について

前記述で話した通り、断熱性能とはお家における断熱性能のことで、熱貫流率としてUA値として表示されます。この数値が少なければ少ないほど断熱性能が優れ、反対に高ければ高いほど断熱性能が劣っているということになります。
これは室内から外に漏れる熱量を表しており、国がこの数値の基準を作っています。香川県は下の図で見ると、「6地域」に指定され、最低基準が「UA値0.87」とされています。2021年5月から新築住宅はこの基準数値をクリアするよう義務化されています。しかし、この数値では外気温が氷点下時は室内の体感温度は8℃なので、11月後半から2月いっぱいまで暖房をつけないと不快な温度になります。基準上のZEHやG1でも、体感温度16℃を下回る期間が多くなります。
上記を踏まえての結論ですが、G1やZEH、省エネ基準では冬場は必ず暖房を入れないと健康を害したり、ヒートショックを起こしたりすると言えます。しかし、基準値からG2レベルまであげるのには約150万円、G2からG1で約300万円必要になります。G3レベルにした方が良いのは分かりますが、この香川県ではそこまで必要ないと考えています。G3レベルにする金額と体感が割に合わないと思いますし、コストパフォーマンスが悪いとも思っております。G2レベルは必要とは思いますが、間取りの工夫で日を取り入れる日射取得や日を遮る日射遮蔽を考慮し、室内の温熱環境を良くすることが出来るとも思いますので、建てる際は設計士に相談されると良いかなと思います。

気密性

気密性とは、お家の床面積に対してどれくらいの隙間の量があるかをC値で表し、数値が少ないほど気密性が良いと言われています。一般的に高気密住宅とはこの数値が1.0を切る住宅のことを指しています。
気密性が悪い家は、室内の熱量が外に漏れるので冬は寒く、夏は暑い室内環境となります。そして、換気効率が悪化し、換気に関しては基準法で住宅は2時間に1回家中の空気の入れ替えをしなくてはいけないと定められています。これはシックハウス症候群や二酸化炭素濃度の軽減、または結露対策のために設けられました。気密性が悪いと計画的な換気が出来ずに、健康被害が出る可能性があります。
黒石建設では、どんな建物でもC値0.5を切るように施工を心がけております。この0.5という数値目標は、30坪のお家で計画的に換気が出来る計算上の数値になります。黒石建設では、抜き打ちで大工さん1人に対して年に2回実施していますので安心していただけますが、自分の家でも検査をしてほしいというお客様にも対応いたします。

気密性について詳しく知りたい方はこちら

気密性とは、前記述で話したように床面積に対してどれくらいの隙間があるかをC値で表しています。この気密性は大事なポイントと言われておりますが、ハウスメーカーや工務店でも計測する会社は少なく、国も断熱に関しては基準を設けていますが、気密に関しては設けていません。「なぜ」と思う方もいると思いますが、それは鉄骨造で建てる家は気密をとるのが難しく、コストもかかってしまい、木造住宅でも、現状の工法を変えなくてはいけなくなり、全国展開されているハウスメーカーやビルダーはコストがかかりすぎる、急には変えられないなどの声があるため設けていないのではないかと、あくまでもうわさレベルですが業界内では言われています。
ではC値はどれくらいがいいのかというと、限りなく「0」に近いほど良いです。稀に「気密がいいと隙間がないので家が呼吸しなくなりますよ」や「結露しますよ」という勉強不足の営業さんがいらっしゃいますが、気密性が悪いと計画的な換気経路をつぶすことになり、逆にしっかりと換気が出来てないお家になり、結露をおこしてしまいます。
「外が寒い時に中を暖房で温めると壁内で結露をおこす現象になります」とよく言われますが、これは室内側で防湿の対策が出来ていないから起こってしまう現象で、室内の湿った空気が外の乾燥した空気に移動するため、壁内で露点に達して結露を起こします。最近では外に構造用合板を張る住宅会社が増えてきており、この合板は湿った空気を通す物と通しづらい物があるため、通す物であれば少々湿った空気が壁内に入っても外に抜けていきますが、通しづらいものであれば中に閉じ込めてしまい結露する恐れが出てきます。その対策として必ず防湿シートは張るようにしなくてはならないと思います。
前述でも言いましたが、気密が悪くなると空気の入れ替えがしっかり出来なくなり、人体に影響が出たり、結露を起こしてしまいます。下の図で見て分かるように、高気密住宅と言われているC値1.0の家でも30坪で4人家族の空気量の換気回数が足りていない計算になりますので、C値0.5を切るような住宅が必要ではないかと思うので、家づくりをされる方はしっかり相談していきましょう。

耐久性

耐久性とは屋根、壁、床、基礎、サッシ、構造材(躯体)などの劣化を、どれくらい防げる性能なのかを表しています。念願のマイホームを建ててもすぐに雨漏りや外部、内部のクラック(ひび割れ)があるとがっかりしますよね。
黒石建設では、家を建てて終わりではなく、一緒に守っていくため、連絡をいただければすぐに対応し、数多くのアフターメンテナンスも実施しております。そして、耐久性を上げるため、材料の研究や施工の研究も行い、工務店ならではの変更の速さでより良いもの、工法を提供しております。

耐久性について詳しく知りたい方はこちら

耐久性について前述でお話ししましたが、ここでは1番大事な基礎と構造材(躯体)について詳しくお話していきます。

基礎

どんな良い家でも、基礎が劣化すると家は崩れたり、住めなくなったりしてしまいます。ここでは、どのような部分が劣化に繋がるかをお話しします。
鉄筋の劣化(錆)により膨張し、コンクリートが剥がれたり割れたりします。そうなると家を支える強度が無くなるため、倒壊する恐れも出てきます。よくある劣化は、べた基礎のスラブ部分と、立ち上がり部分で、別々にコンクリートを流し込むため、そのつなぎ目から雨水や湿った空気が入り込み、劣化するという現象があります。また、コンクリートと鉄筋の厚み(かぶり厚)が少なく、上記と同じ現象になることがあります。
上記の劣化を防ぐため「つなぎ目を隠すためのモルタルやトップコートを塗るので大丈夫です」という方もいらっしゃいますが、「そのモルタルやトップコートはいつまでもちますか」という問いをぶつけると、「わからない」と答える方が多くいます。この劣化を防ぐ方法的には施工難易度は上がりますが、スラブと立ち上がりを1回のコンクリート流し込みで完成させることです。次に、かぶり厚の件ですが、必ずコンクリートを打設する前にスペーサー等で確保し、チェックすることが大事になります。どちらも施工力でカバーすることが可能ですので、家を建てる際は住宅会社に相談しましょう。

構造材(躯体)

構造材とは、主要な柱、梁(横架材)、土台、大引、筋交い、耐力面材などを言います。
ここでは木造についてだけですがお話しいたします。耐久性という観点だけで見ると、腐朽菌による腐食だったり、カビによる腐敗や人体への影響がよく言われており、腐朽菌とは、空中に飛び回っているものが木材に定着して腐らしたりカビさしたりする菌のことです。住宅では、主に木材自体の含水や湿度により菌が繁殖し、特に大きな要因となるのは水分による繁殖です。「家の中で水分」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、例えば、雨漏りやサッシにつく結露は目で見て分かるので対応出来ると思いますが、壁内は目で見えないので、大分劣化が進んだ後にわかるようになります。これは壁内結露といい、室内温度と室外温度の差によって壁内で結露が起こり、カビや腐食を起こす原因となっています。近年では、この壁内結露を防ぐことが、構造体の耐久性を上げると言われております。
壁内結露を防ぐには、施工方法や材料で防ぐことが可能ですので、建てる際は住宅会社に「対策はできていますか」と相談してください。

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