コストをかけるところとかけないところ
2022/08/19
資金計画の結果、
家にかけられる予算が2,000万円以下となった場合、
「平屋」を建てることをオススメします。
2,000万円以下の予算では、
平屋を建てるにせよ、
2階建てを建てるにせよ、
それほど大きな家には出来ないし、
であれば、平屋の方が住みやすく、
維持費もかかりにくいからです。
また、土地に占める家の割合が
2階建てよりも多いため、
外構工事の費用も抑えられるからです。
さらに、平屋を建てるからといって
そのために広い土地を買う必要もないため、
土地の予算が高くなることもありません。
そして、広さとしては2階建て同様に、
50坪〜60坪もあれば充分なのですが、
とはいえ、この広さの土地で
平屋を建てるためには、
光やプライバシーを確保するための
工夫をしなければいけません。
近隣に家が建ち並ぶ密集地の場合、
隣との距離が近いため、
近隣の建物に光を遮断されやすく、
家の中が暗くなってしまいやすいし、
プライバシーが筒抜けになってしまうからです。
✔︎平屋のコストをかけるべきところ
家を明るく保つためには、
家の中に安定的に
光を届けてやらないといけません。
そして、そのためには、
カーテンをなくさないといけません。
また、直射日光を入れたい場所は、
カーテンをなくすことに加え、
近隣の建物から充分な距離をとらなくてはいけません。
この2点が、どんな場所でも、
平屋を建てる場合に必要なことなのですが、
この2点が実現出来れば、
同時にプライバシーの確保も出来るものの、
その分、どうしてもコストはかかってしまいます。
とはいえ、このコストは、
住みやすさの確保のためには、
絶対に必要なコストであり、
省くことはありえないので、
これを理由に、
家の予算が上がってしまわないように、
別のところでコストの調整をしていきます。
✔︎平屋であることのメリットを活かす
では、どのようにして
コストを省いていけばいいのでしょうか?
その答えは、2階建てではなく、
平屋であることの中に隠されています。
全てがワンフロアであるということの中に、です。
例えば、一般的な2階建ての場合、
1階にリビングダイニングキッチンしかないと不便なため、
客間や子供のプレイルームを兼ねた
部屋をつくることが多いのですが、
平屋になると、これがいらなくなります。
子供部屋が1階にあれば、
子供部屋を客間と兼ねて使いやすいからです。
家に泊まるのは親御さんだけだし、
それも子供が小さいうちだけで、
子供たちが小さいうちは、
あなたと一緒に寝ていて、
その部屋が空いているからです。
仮に、これだけで約150万円〜200万円ほど
コストを圧縮出来るとしたらいかがでしょうか?
このような要素を幾つかピックアップし、
その中で、いる・いらない、を判断することで、
コストの調整を行っていけば、
決して平屋が高くなることはありません。
というわけなので、
2000万円以下で家を建てなければいけないという方は、
ぜひ今回の記事を参考にしていただければと思います。
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