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「鬼の豆もらい」

「鬼の豆もらい」

2019/02/10

こんにちは!

もう時期外れになってしまいましたが、今回は古くからさぬき市志度町に伝わる伝統行事に参加して感じたことをお伝えします。

 

毎年2月3日節分の日に行われる、その名も『鬼の豆もらい』。

地域の子どもたちが志度にあるお店や病院を周り、『鬼の豆』とよばれるお菓子などをもらいにいくもの。

 

そのルールは、
1.子どもたちの足だけで鬼の豆もらいをすること!(しかも徒歩のみ。自転車禁止!)
2.お店の人にはきちんとあいさつをして、御礼の言葉を伝えること!
 「鬼のまめもらいに来ました」「ありがとうございます」
3.交通ルールを守ること!(横断歩道のあるところを渡る!)
4.鬼の豆タイムは時間厳守!(今年は日曜日なので13時半~15時)

 


 

 

お店の前に「ご自由にどうぞ」というかたちで置いてあるパターンもあれば、

 

 

 

お店の方が手渡ししてくれるパターンもあります。

心のこもった気持ちが伝わりますね。

ちなみにこちらは志度のケーキ屋「フローリアン」。

お店の人もルールを理解しているので、きちんと“合言葉”を受けてからお菓子を渡してくれます。

「ありがとう」を言い忘れるあわてんぼの子どもにも、ルールを教えていました。

 

 

これは、豪華な『鬼の豆』がもらえるという、エルブランコ入口への長蛇の列(笑)

たぶん、300個は準備してくれてたと思います。無償でですよ、すごいですよね!

 

上学年の子は友達同士で待ち合わせて行動しますが、低学年やちびっこ軍団には親が付いて行く必要があります。

これがキツイ(ToT)

走るちびっこを後ろから追いかけて、たっつあんなんかちゃんと挨拶できてるかチェックしつつ、車道に飛び出したら大声あげて(汗)

 

 

お菓子の入った大袋を抱えて汗だくで走るたっつあん。

必死な姿がツボにはまります。

 

 

さぬき市警察署も鬼の豆を用意してくれてました!

地域の方々の協力体制が素晴らしい。

日曜休診にも関わらず、わざわざ開けてくれてた病院もありました。

 

 

 

集まった鬼の豆たち。

これ1人分ですよ、うちなら食べきるのに1カ月以上かかる量です。

 

 

 

鬼の豆もらいは、学校やどこかの団体が主催して行っているものではなくあくまでも自主的な地域の風習だそうです。

いつから始まったのか?

志度の生き字引である隣のおばあちゃんに聞いてみようと思います。

非常に疲れたけど良い運動になったし、地域の方々の心配りにも触れ、やっぱりビールが美味しかった!!

 

この素晴らしい伝統行事をいつまでも伝承していきたいと思います。

 

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