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長期金利の上昇が与える家計への影響

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長期金利の上昇が与える家計への影響

長期金利の上昇が与える家計への影響

2026/03/30

長期金利の代表的な指標である
10年物国債の流通利回りが上昇すると、
それに伴って長期金利も上がります。


と言われても、
正直あまり実感が湧かないですよね。


そこで今回は、
この動きが家づくりにどんな影響を与えるのか、
お伝えしていきたいと思います。

 

長期金利が上昇すると、
一部の住宅ローン商品の金利も引き上げられます。

具体的に影響を受けるのは、
銀行が主に扱っている
変動型ローンの中の「10年固定」と、
フラット35に代表される「全期間固定型ローン」です。

 

■ 金利が上がると、利息はいくら増えるのか?

 

では、仮に金利が0.5%上昇した場合、
支払う利息はどの程度増えてしまうのでしょうか?

 

10年固定をおすすめする方と、
全期間固定をおすすめする方は
条件がまったく異なるため、
ここではそれぞれ分けて考えていきます。

 

まずは、10年固定型住宅ローンの場合から見てみましょう。

 

10年固定をおすすめするのは、
返済期間を20年以下に設定できる方です。


多くの自己資金を用意できる方や、
土地を購入する必要がなく、
家づくり全体の予算を大きく抑えられる方が該当します。

 

ここでは、
借入額1,500万円、返済期間20年、
金利1%と1.5%で比較してみます。

 

金利1%の場合 → 68,984円
金利1.5%の場合 → 72,382円

金利が0.5%上がるだけで、
最初の10年間は毎月3,398円の差が生まれます。


その結果、10年間で407,760円も
支払利息が増える計算になります。

 

さらに10年経過後、
それぞれの金利が1%ずつ上昇したと仮定すると、
金利2%の場合 → 72,456円
金利2.5%の場合 → 75,992円となり、
残りの10年間も毎月3,536円の差が発生します。

 

3,536円 × 120回 = 424,320円
さらにこれだけの利息差が生じることになります。

 

つまり、20年間トータルでは、
832,080円もの返済差が出てしまうのです。

 

これを割合で見ると、
金利がたった0.5%上がっただけで、
利息の支払いは約42%も増える計算になります。

 

そして、
これが全期間固定ローンになると、
影響はさらに深刻になります。

 

■ 返済期間が長いほど、利息は大きく膨らむ

 

自己資金をあまり準備できない方や、
まったく用意できない方、
また土地から購入して家づくりをする方の多くは、
全期間固定型ローンを選択せざるを得ません。

 

なぜなら、
変動金利の上昇リスクを背負うのは、
あまりにも危険だからです。


途中で金利が上がれば、
返済が一気に苦しくなり、
最悪の場合、破綻してしまう可能性も高まります。


せっかく建てた家を手放すことほど、
家づくりにおいて避けるべき失敗はありません。

 

では次に、
借入額2,500万円、返済期間35年、
金利1%と1.5%で比較してみましょう。

 

金利1%の場合 → 70,571円
金利1.5%の場合 → 76,546円

このケースでは、
毎月の支払いが5,975円増えることになります。


全期間固定ということは、
この差が35年間、420回続くということです。


結果として、
支払利息は2,509,500円も増加します。


割合で見ても、
利息負担は約54%も増えてしまいます。

 

いかがでしょうか?


わずかな金利差が、
これほど大きな利息差につながることを
ご理解いただけたのではないでしょうか。

 

毎月の返済額だけを見ると、
数千円の違いなので、
それほど大きな負担に感じないかもしれません。

 

しかし、冷静に総額で計算してみると、
住宅ローンがいかに
大きなお金を左右するものかが分かります。

 

だからこそ、
住宅ローンを選ぶ際には、
最も重要な「利息」について
しっかり理解したうえで、
自分に合ったローンを選んでいただきたいと思います。

 


 

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