土地を取り巻く環境と土地探し
2026/02/11
建築費の値上がりに伴い
土地探しをされる方が減っていることから、需要の高い地域以外は土地が動かなくなってきた(=売れない)というお話を不動産屋さんからお聞きすることが最近増えましたが、「売れない」ことに加え「コンクリートの値上がり」によって分譲するために仕込んだ土地の造成になかなか踏み切れないという悩みがさらに起こっているようです。
新規分譲地をつくるためには道路側溝、境界基礎といったコンクリートを大量に使用する構造物をつくらないといけないため、コンクリートが高くなった分、土地の販売価格が当初の計画よりずいぶんと高くなってしまうからです。
需要より供給が上回っている状況の中、供給を増やすだけでもリスクがあるのに、それに加えて価格まで割高になろうものなら売れる見込み度の低いものにただただ資金を突っ込むだけですからね。
そんなわけで不動産屋さん的には現在かなり厳しい状況に立たされている状況なのですが、逆の立場から考えてみるとこれはチャンスと言っても過言ではない状況かもしれません。
つまり、これから土地を探される方にとったらお得に土地が手に入れられるチャンスかもしれないというわけですね。
不動産屋さんの立場になれば値段にこだわって売れないよりも少々値段を下げてでも売れた方が絶対にいいですもんね。
ではこれから土地探しをされる方はどのように土地探しをすればいいのでしょうか。
■土地探しをする前に予算を明確に!
以前より30%ほど建築費が値上がりしてしまった現在、
建築費と外構費を合わせると値上がる前に家を購入した方より
600万円〜900万円ほど家づくりの予算が上がっており、
結果、以前だと土地から買って家を建てる場合でも
3000万円〜3500万円ぐらいの総予算で出来ていたものが、
今や4000万円越えが当たり前になってきました。
ゆえに、現在は金利が安い「変動金利」を選びつつ
返済年数を40年にすることで
毎月の返済の負担増をヘッジせざるを得ない状況ですが、
出来れば根本的な解決案として
家づくりにかける予算を
少しでも落とせる方法を選択したいところです。
変動金利はそこまで上がらないと言われているものの
それも保証は全くないわけだし、
20代ならともかく
30代で40年返済という選択をするとなると
健康年齢を過ぎても働いていることが
大前提になるわけですからね。
そんなわけで本丸の建築費はもちろんのこと、
土地にかける費用、外構工事にかける費用、
諸経費など家づくりにかかる全てを
最小限に抑える工夫をすることによって
金利選択と返済年齢の適正化を
図っていくことをオススメしています。
そしてそれを実現するために
まずは資金計画を行い、
厳しいぐらいの予算で
土地、家、外構予算を設定すること。
その上で予算に合わせて(超えないように)
土地探しをすることが大事です。
■値段交渉しやすい土地とは?
予算を落としながら土地探しをしようと思うと、
いわゆる「いい土地」は
最初から外して考えることがポイント。
「いい土地」とは
「日当たりのいい土地」のことですね。
日当たりがいい土地は需要が高く
どんな状況下でも売れやすいことから
価格設定が最も高い上、
値段の相談にも応じてもらいにくいからです。
そんなわけで「日当たりがいい土地」を外して
土地探しをしてみてください。
家の中に光が入ってくるかどうかは、
「土地の日当たりの良し悪し」によって決まるのではなく
「設計(=間取りのつくり方)」によって決まるものですしね。
こういった土地は需要が決して
高いわけじゃないため
同じ地域や同じ場所でも
そもそも価格が割安に設定されているし、
かつ、値引きの相談にも快く
応じてもらいやすかったりします。
結果、日当たりのいい土地だと
大幅に予算オーバーしそうな地域だとしても
予算内で土地を購入することが出来たります。
というわけなので、
少しでも負担を和らげていただくために
この考え方を持って土地探しをしてみてください!


