理想を取るか、現実を取るか
2022/03/11
家はあなたの家族を守る資産になるし、
心に豊かさをもたらしてくれることから、
賃貸暮らしをし続けるよりは、
家を持った方がいいと言えるのですが、
とはいえ、大切なことは、
持つか?持たないか?ということよりも、
どのように持つのか?ということです。
持ち方を間違えてしまうと、
ただ生活していくだけで精一杯で、
子供たちの進学や自分たちの老後への備えが
出来なくなるのはもちろん、
合わせて、車の持ち方まで間違えてしまうと、
日々の生活さえも苦しくなってしまいますからね。
こんばんわ、黒石建設・黒石です。
例えば、
土地に1,000万円、家に2,000万円、
庭に200万、その他経費に300万、
合計で3,500万円かかるとしたら、
あなたに頭金が全くなかった場合、
毎月の返済金額は35年返済にしても
約92,000円 〜 約105,000円というドデカい金額となります。
(92,000円は金利安めの変動で、
105,000円は金利高めの固定です)
そして、これに加えて、
家を持ったからには、
年間100,000円程度の固定資産税と、
年間20,000円程度の火災保険と、
年間120,000円程度の修繕積立金が
(これは任意ですが)必要となってきます。
あと、家電も定期的に壊れるので、
そのための積立として年間120,000円程度。
つまり、これらを月ベースに直してみると、
ローン以外に30,000円が
必要だということですね。
いかがでしょうか?
現在の家賃が70,000円だとしたら、
ざっと5.2万円〜6.5万円も負担が
上がってもいけそうでしょうか?
✔︎共働きだから大丈夫という落とし穴
普通に考えれば、これだけの負担増は、
相当厳しいはずですが、
なぜか、多くの方が、
こんなバランスが悪い予算設定のまま
家づくりをしてしまいます。
その理由が、
共働きだからいけるんじゃないか?
と思ったからなのか、
住宅会社から
「これくらいないと家は建てられません」
と言われたからなのか、
周りの人たちが、
これくらいかけていたからなのか、
は分かりません。
しかし、たとえ収入合算をすれば、
銀行から資金調達できるとしても、
このような家の買い方は、
決してすべきではありません。
✔︎保険と家の費用を見直す必要性
前回お伝えさせていただきましたが、
家づくりをするタイミングでは
保険を見直すべきだと思います。
また、それと同時に家づくりの予算も
少しでも抑えるべきだと思います。
イメージとしては
保険を1〜2万円圧縮し、
家を2〜3万円圧縮することで、
先程お伝えした家の維持管理費用を
捻出するといった感じでしょうか。
そんなこんなで、住宅ローンは、
毎月の返済を2〜3万円圧縮した範囲で
借りるべきだと思っている次第です。
ざっと試算すると、
2500万円〜2800万円ということですね。
となると、家づくりの資金を
合計700万円〜1000万円圧縮するか、
あるいは、少しでも多く
自己資金を入れていただくことで、
銀行からの借入をここまで減らして
いただかなくてはいけません。
✔︎これで家づくりができるのか?
もし、あなたに自己資金がなかった場合、
家づくりにかける予算を
かなり圧縮しないといけないわけですが、
実は、そのための知識さえ持っていれば、
この予算で家づくりをすることができます。
土地の予算を合理的に圧縮する方法や、
家の予算を合理的に圧縮する方法、
そして庭の予算を合理的に圧縮する方法です。
もちろん、それは、
あなたの暮らしを貧しくするものではないし、
むしろ、お金を無駄にかけた人よりも、
ずっと豊かな暮らしをすることが出来るでしょう。
そして、経済的な不安も大きく緩和され、
経済的な安定とともに精神的な安定も手に入れつつ
暮らしていくことが出来るでしょう。
ということで、
あなたが家も持ちながらも、
これから先ずっと不安なく暮らしていきたいとお考えなら、
今回も含めた直近の5つのブログを
参考にしていただければと思います。
きっと、家づくりのヒントになるはずですから。
それでは、、、
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