たとえリビングダイニングキッチンと言えど、 やみくもに広くしない方がいい理由
2021/01/30
リビングダイニングキッチンは、
窮屈にならないように出来るだけ広くしたい・・
開放的で明るい場所にしたい・・
誰しもが、このようにお考えではないでしょうか?
もちろん、私も自分の家を建てる時にはこのように考え、
出来る限りリビングダイニングキッチンを広くつくりました。
ですが、長きに渡り家づくりをしている経験と、
約6年間、自分の家で暮らしてみて至った結論は、
“リビングダイニングキッチンにも適度な広さがある”
ということです。
こんにちは、黒石建設・黒石です。
とにかく、出来る限り広くつくった
我が家のリビングダイニングキッチンですが、
この空間がいつも一体どのような状況になっているのか?
と言うと・・
✔常にモノにあふれている
状態です・・・
片付けど片付けど、
3日もすれば元に戻っているって感じですね(泣)
いつもみんなが集うリビング周りに
いろんなモノが集中するのはもちろん、
ダイニングテーブルとソファーの間に出来た余分な空間に、
子供たちが学校や塾のモノ、
そして制服やパジャマ、普段着などを、
そのまま置きっぱなしにするからです。
まっ、明日使うと分かっているものや、
いつも使うものを、
わざわざ2階まで持ち運びするのって
めちゃくちゃ面倒なので、
仕方ないといえば仕方ないんですけどね・・・
✔床面積が増えるとモノを置ける場所も増える・・・
リビングダイニングを広くした場合、
それに連動して広がるのは、
ダイニングとリビングの間のスペースなのですが、
ここに余白をつくりつつ、
2階に子供部屋をつくってしまうと、
我が家のように、
リビングダイニングはたくさんのモノで溢れ、
雑然とした生活感満載の場所になってしまいます。
そして、片付いてないことで、
掃除がしにくくなり、
またホコリも溜まりやすくもなってしまうため、
カビやダニも発生しやすくなり、
アレルギーなどの原因をつくりだしてしまうことになります。
✔広げた分だけ家のコストも高くなる
また、家の面積を広げると、
それに連動して家のコストも高くなってしまいます。
LDKを2帖広げようとすれば、
それだけで家の価格は約60万円高くなってしまうし、
LDKを4帖広げようとすれば、
それだけで家の価格は約120万円高くなってしまう
という感じに。
それゆえ、コスト面で考えてみても、
たとえリビングダイニングキッチンであろうとも、
必要以上に部屋を広げ過ぎないようにすべきである
ということが言えます。
わざわざお金を掛けて、
余計に散らかりやすい家にしてしまっている・・・
といっても過言ではないわけですからね。
✔︎スッキリリビングを維持しやすい工夫
リビングダイニングを無駄に広くしても、
それが散らかる原因となってしまうのだとしたら、
リビングダイニングの広さを適度な広さにし、
当たり前のように2階につくろうとする子供部屋を、
1階につくってみるというのはどうでしょうか?
子供部屋を1階につくれば、
自分たちの荷物を自分の部屋に持って行ってもらいやすいし、
自分たちの部屋を使ってくれやすくなるため、
リビングダイニングを、いつもスッキリしたままで
保ちやすくなるのではないでしょうか?
仮に、あなたがダイニングには、
4人掛けのテーブルを置き、
そこで家族みんなで食事をし、
3人掛けのソファーをリビングに置きたい・・
そうお考えであれば、
リビングダイニングキッチンの広さは
16帖もあれば充分です。
コスト的に充分なゆとりがない場合、
それ以上広くつくる必要はありません。
広げればその分、コストが上がるだけじゃなく、
散らかりやすい家になってしまうだけですからね。
ということで、出来るだけ広くしたいという
気持ちも分かりますが、
それよりも、いかに使いやすく住みやすいのか
という点に焦点を当てて
家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、
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